ケミカルエンジニア(理系学生向け)への就職活動で最初にすべきこと3選

 

目次
●インターンの活用
●研究理解の深化
 なぜ研究を理解しなくてはならないか
 マインドセット
 企業側が興味をもつこと
●企業分析
 オススメの企業情報の集め方
 企業情報を比較する

 

最初に

ケミカルエンジニア時代に3年程度リクルーターをやっていたので、会社から目線でみた理系の学生が就活で最低限すべきこと3をまとめていきます。

 

インターンの活用

新卒の募集が始まるかなり前にインターンが募集されていると思います。
いきたい企業が決まっている場合は、インターンに参加してください。その企業においては
インターンに参加した方がしないより圧倒的に有利になります

もちろん参加者全員が有利になるわけではありませんが、インターンに参加して損する学生と得するための方法はnoteにまとめたので興味のある方は是非。
元化学会社の社内リクルーターが語るインターンシップ受けて損する学生、
得する学生
https://note.com/eng_consultant_/n/na9eb484b3ec6

 

研究理解の深化

なぜ研究を理解しなければならないか

答えは単純。聞かれるし、興味を持たれるから。会社にもよりますが、理系人材をとる際、面接のすべてに理系人材の社員が参加しています(一部人事面接を呼ばれる面接に参加しない企業もあるようですが)
質問に答えられない人は、たかが研究についても語れないのかと思われてしまいます。

マインドセット

まずは自身に質問してください。「自分の研究について、一番理解しているのは自分自身であるか」
教授の方が、、とか前任者の方が、、、とか思った方は研究への取り組み方を変えてください。
新しいこと、いままでにわかっていなかった事象・現象・理論を追求する研究において一番理解しているのが当事者ではない時点でそれは研究ではないし、その方は研究者ではありません。

企業側が興味をもつこと

「自身が一番研究について理解している」という自負があっても評価するのは企業ですので、どのような質問をして評価していくの具体的に書いていきます。

その研究やってなんの意味があるの?

つまるところの、研究が成就したときの社会インパクト、あるいは大きな社会インパクトを与えるためのどのステージの研究なのか。
質問を実施している面接官は基礎研究がそんなに早く社会インパクトを与えないことも知っています。ただ自分が実施していることの意義や目的を把握しているか、教授に言われたからただただナンチャッテで研究していないかを確認しています。

大型化、量産化するときの懸念点は?

いわゆる工業化することを目的をする化学メーカーの人間としては、当然興味として出てくる話題です。
懸念点を示せることはもちろん、なぜ懸念するのかについても回答できるようにしておいてください。
余談ですが、懸念点はなにもありませんと自身満々に言い放った学生がいろいろな指摘を受けて黙ってしまったのをみています。(もちろん評価は。。。)
経験上スケールアップにおいてなにも懸念点がないことはありません、最低限QCDの観点からは考えてみましょう。

企業分析

これは面接の通るためではなく、自分のために十分に実施してください。

たとえ話ですが、私の同期らはなにも考えずに「海外で英語つかってかっこよさそう」という理由でこぞって某エンジ会社(プラントエンジニアリング会社)に就職しました。有価証券取引報告書もまともにみていなかったその方たちはいまほとんど後悔しています(一部、日本人特有のことなかれ主義、自分は大丈夫だろうという謎の自信があるバカがいるみたいですが)

まずは自分が何を求めるのか。安定性なのか、自身の成長なのか、得られる経験なのか。それをはっきりとしてご自身にあう企業を探してください。

オススメの企業情報の集め方

おススメのソースはリクルーター、その企業に入社した先輩、会社ホームページの3つです。その一長一短について書いてきます

リクルーター

長所は「幅広い情報が取れる」「あわよくば人事情報も取れる」の2点です。

>幅広い情報
リクルーターに選ばれる社員はある程度年次である場合が多く、またリクルーターの業務に携わっているが故に、他の社員よりも所属外の情報を多く持っています。

>あわよくば人事情報も取れる
リクルーターは人事部から依頼されて学生の面倒をみています。そのため今年度どのような学生をとりたいのかといったある程度の人事情報は持っています。そのため、リクルーターによってはその傾向を抽象化して伝えてくれることがあります。(私はしませんでしたが。。。)

短所は「リクルーターがあなたにつくかわからない」ことです。情報の精度・質や量については申し分ないと思いますが、唯一欠点を挙げるならば全学生にリクルーターがつく訳でありません。リクルーターがつかない場合は諦めて他の手段で情報を取りましょう。

その企業に入社した先輩

一番長所は「気軽に質問ができる」ことですね。特に悪い話(嫌な先輩・上司がいないかや、給料少なくないか、サビ残があるかなど)について質問しやすいかと思います。
短所は「その先輩の持っている情報の精度が担保できない」こと。リクルーターとは異なり、会社から選ばれた人材ではないのでその方が信頼できる人物か判断する必要があります。

・会社のホームページ

むしろ最初にみるべきソースですが、意外と学生の方々はきちんと読んでないです。会社に興味を持たないと読まないという気持ちはわかるので一番最後に記載しました。
ホームページの特徴としては、「ありきたりの情報だけど重要な情報が記載されていること」です。
就活専用ページしか見ない方が多いかと思いますが、(就活専用ページは端から端まで精読している前提で)プラスアルファで「投資家向け」のIR資料など眺めてみるとその会社が注力している分野や設けている部門(社内で力をもっていることが多い)など記載されているので読んでみるといいかと。

企業情報の比較

分析といっても結局できるのは比較にとどまるを思います。
ご自身の具体的な判断基準にのっとた比較を実施してください。

例えば、給料であれば
・いつ時点の給料か
・平均値か最大値か

冷静に判断基準を設ければ、起きえないのですが一部の学生は「先輩や周りの同級生がいいといっていたから」という何をもって信頼したのかなぞな理由で企業を選んでいます(もちろん志望動機には記載されていませんが、リクルーターとして仲良くなると口を滑らせます)

以上、3点を実施して自分にとって良い企業への内定の足掛かりにしてください