ケース面接を受けた方はわかると思いますが、いわゆる「(ロジックについて)詰められる」といった体験をそこします
正直、私のように理系畑の人間はあまりロジックを詰められるといった体験はしてこないので最初はかなり戸惑いますし疲れるし落ち込みます
本記事ではケースで失敗したときに対処と持つべきマインドセットについて記載します
<目次> ・みんなケース面接で失敗している ・ケース面接で失敗した後の持つべきマインドセット ・ケース面接の失敗を次に生かすには ・それでもダメなときは
みんなケース面接で失敗している
◆ケースで打ち負かされない人はいない
ケースで相手を完全に納得させて帰ってくる人はまずいません。ケースで打ち負かされる理由は2つあります。「ロジックは立てるより穴を見つける方が圧倒的に楽」であること「面接官は百戦錬磨」であることです。
まず1点目の「ロジックは立てるより穴を見つける方が圧倒的に楽」についてですが、建物と同じで堅牢なロジックをたてるのには時間がかかり簡易なロジックを壊すのはいとも簡単なのです。ロジックの穴をつくのもよいですし、ぱっと聞いてロジックに穴がなくても仮説についていちゃもんをつければいいですし聞く方はいつでも楽なのです。
「面接官は百戦錬磨」について。
面接官はファームでのマネージャー職以上になります。つまり部下をもっており毎日部下をロジックの穴をついています。コンサルになった後でさえ詰められるのです(てゆーか面接なんて序の口)
現役のコンサルが時間をかけて作成した資料でもロジックの穴をつかれるのに、どうして未経験の方がそれより短い時間で考えたロジックでマネージャー職を納得させられましょうか
ケース面接を失敗した後にもつべきマインドセット
◆失敗したことを客観的に考える
失敗の落ち込みから素早く切り替えるテクニックとして、よくメタ認知がしられています。ケース面接で失敗ことをメタ認知する手法として自身に起こった経験を客観視すると素早く失敗の落ち込みから素早く抜け出すことができます。
例として、
経験:私は昨日の戦略コンサルでのケース面接でロジックが甘く、面接官に詰められ今日メールが面接の結果通知がきたがやはり落とされていた
客観視:候補者は戦略コンサルのケース面接でロジックがの甘さ指摘され、面接を落された(こんなことよくあることだ)
と自分の経験を簡素にして、一般論にすることで落ち込みから早く立ち直ることができます。
◆面接官は敵ではない
稀に最初から勘違いしている方もいますが、面接で詰められると余計面接官は敵なのではないかと考えてしまいますが違います。ケース対策の記事でも書きましたが、相手をよりよくしようと考えています
フェルミ推定での出題式ケースでもフリーケースでも、候補者と一緒に納得のいく答えを作っていこうという姿勢で面接にきています。面接官は問題を解く際の協力者なので、詰められているように思える質問は答えをよりよくするためのヒントだと思ってください
ケース面接の失敗を次に生かすには
◆面接の日程をリスケする
おそらく多くの方が面接の日程をぎちぎちに入れているを思います。
いまこの記事までたどり着いてここまで読んでいる方に必要なのは「不十分であったケース面接対策」と「落ち着く時間」です。
面接に落ちて自分の足りないところがわかったと思います。対策を十分にしないで玉砕覚悟で面接に臨むのは愚か者がすることです。
また紹介した方法で落ち込まなくなっていても、あなたは成果(1次通過や内定)が早くほしいと焦っています。メンタルが安定していない状態で面接、ましてやケースを受けると自身の実力が発揮できません。まずは落ち着くことです。
また面接のリスケについて悪い印象を与えるのではと心配かと思いますが3回以上でなければ問題ないです。3回以上リスケされると調整している方もネガティブな印象を受けますがそれ未満なら問題ないです。理由はいろいろ考えられますが「あなたがいま所属している会社はコンサルにとってお客様」「面接官は同じ候補者がリスケしているなんて気が付かない」「候補者には業務があり忙しさに山があることくらい想定内」とかいくらでも挙げられますので安心してリスケしてください
それでもダメなときには
◆長期的なスケジュールを組む
面接を受けて志望したファーム全部だめでも、多くのコンサルティングファームはだいたい1年後にもう一度チャレンジ可能です
1年かけて業務でロジカルシンキングを鍛えたり、毎日ケースを解いてみたり、激務に耐えられるようにEQを鍛えてみたり、自己研鑽のスケジュールを組んで再挑戦してみてください
向上心がある人には常に門戸は開かれています
<ロジカルシンキングの鍛え方の記事はこちら>
<コンサルの激務に耐えるためのEQの鍛え方>
私も面接に落ちた後、かなり落ち込んだりしたので みなさんのお役に立てば